2013年05月10日

近況

コメントを寄せてくださったかたに感謝します。ありがとうございます。
あまりにも沈黙しているのもなんなので、一応近況報告とかバンちゃんに関する追記とか。

死期を悟った猫の行動として「姿を消す」「人のいない場所を探す」という説があります。
そういえば、とよくよく思い出せばバントラインも数日前から部屋の隅々をチェックしていました。
老体ながら結構歩き回っていましたけど、かつては「堂々と部屋の真ん中を歩く」が当たり前だったのが、数週間〜数日前から「部屋の壁際に沿って歩く」ようになり、模様替えしたわけでもないから当然バンちゃんもわかっていただろうに絶対に入り込めないタンスの裏の隙間を覗き込んでいたり。
そしてやたらと寒々しい場所を求めたり…これは獣医さんにも言われました。
弱った動物は敢えて冷たい場所を好む傾向にある、と。

今年の冬はバントラインはあまりこたつに入ってきませんでした。
特に最期の頃はキッチン(フローリング)の薄汚れたキッチンマットで丸くなっていることが多かったです。
「寒いでしょ」「汚れるでしょ」と、こたつや日差しが暖かな窓辺のクッションに連れて行っても、キッチンマットに戻る。
こたつに入れてもその反対側からのっそり出て、キッチンに歩いていく。
一応「キッチン=猫のエサ場」でもあったので「バンちゃん的にはすぐに食事にありつけるから便利なのか?」と思い、ならばせめて古くて汚いキッチンマットではなく毛足の長いラグマットをバンちゃん用に置いてみたり。

バンちゃんが逝ってから気づいたのですが、バンちゃんの定位置だったキッチンマットからは私の姿が見えるのでした。
リビングのこたつにいても、自室(日頃開け放している)にいても…私自身、こたつでテレビを観ていようと自室のパソコンで作業していようと、ちょくちょく振り返ってキッチンマットで寝るバンちゃんの姿を確認していたわけで。

孤高の黒猫は決して人間に甘えない。
しかし人間から離れない。

いなくなって初めて自分に「キッチンマットの方を見る」というクセがついていることを知り、買い換えたばかりの空っぽなマットがどうしてもやりきれなくて切なくて、すぐに撤去してしまいました。
家人は「しばらくそのままにしといたら」と言ってくれたけどね。

筋力が弱ってからはフローリングの床だと滑って歩きにくそうだったので(踏ん張れない)カーペットをできるだけ敷き詰めたり。
私のベッドは厚いマットレスを外し、さらに足場となる台を傍らに設置してバンちゃんが楽に登れるようにしてみたり。
おかげで本当に前日(2/09)の朝まで、私を起こすためにベッドに登ってきてくれていました。

鳴き声にも張りがある、目つきもしっかりしてる、毎日食欲旺盛にササミを食べる、時にはピーちゃんのエサまで食べる…がしかし、どんどん体力は落ちていくし痩せていく。
後ろ足を引きずって歩き、眼窩の形がはっきりとわかるほど痩せた姿に「限界」を思い知らされました。

逆にバンちゃんはそこまで頑張って生きてくれたとも言えます。


ぶっちゃけ、今もバンちゃんに会いたいです。
バンちゃんがいない生活は非現実的でふわふわと、まるで夢のよう。
「バンちゃんの姿が見えないのはこたつで寝てるから」だとか「他の部屋にいるから」だとか、自分を騙している部分もなきにしもあらず…たまに「もう二度とバンちゃんと会えないのだ」という現実に改めて立ち戻ると涙が流れます。

でも元気です、はい。
流れる涙は20年分なので仕方ない。
必要なことなのだと考えています。無理な我慢はしない。

猫男もそろそろマジで復活したいです。
posted by NAGA at 19:02|